「強くなるためのコンディショニング」東洋大学陸上競技部 酒井俊幸監督インタビュー

東洋大学陸上競技部長距離部門は、「鉄紺」の愛称で知られ、箱根駅伝をはじめとする学生三大駅伝で数々の輝かしい成績を残してきました。常にトップレベルで戦い続けるチームを率いる酒井俊幸監督に、現代の陸上界におけるコンディショニングの重要性とTherabody製品の活用法についてお話を伺いました。

厚底シューズ時代におけるコンディショニングの変化

ーートレーナーとの連携と、選手自身のセルフケアについて教えてください。
トレーナーには主に全体練習が終わった翌日や翌々日の「コンディショニングメインの日」に来ていただき、リカバリーを早める施術やリハビリ指導をお願いしています。しかし、学生は平日に授業があり、トレーナーも毎日帯同できるわけではありません。そのため、やはりベースとなるのは選手自身が行う「セルフケア」です。準備、トレーニング、終わった後のケア、そして翌朝の身体チェック。日頃から自分自身の体と向き合うことの積み重ねが、何より重要だと考えています。

Therabody（セラボディ）製品の導入と活用

ーー Therabody製品を導入して、どのような効果を感じていますか？
これまで届かなかった患部を簡単にセルフケアできる点や、部員同士でコミュニケーションを取りながらペアマッサージができる点で非常に有効活用しています。特に脛（すね）や足底などは毎日ケアが必要な箇所なので助かっています。その日の疲れはその日のうちに取ることが理想です。選手たちは入浴後、足が疲れている状態でコンプレッションブーツ（JetBoots Prime）を使用するなど、習慣的にケアを行っています。

ーー 具体的な使用シーンやデバイスの使い分けは？
小さいデバイス（Theragun min i2.0）は自分のベッドの上などで手軽に使い、大きなデバイス（Theragun Prime Plus）は臀部や背中など広い範囲をケアする際に、トレーニングルームでペアで使用しています。また、それぞれのデバイスは長い距離を走って足に疲労を感じた後などは、選手たちの使いたい時間が重なって取り合いになるほどの人気です。
また、合宿所や遠征先はもちろん、バスでの移動中にも活用しています。特にJetBoots Primeは充電式で電源を気にせず使えるため、移動の多い選手たちにとって非常に使いやすいですね。

ーー リカバリー以外での活用法はありますか？
ウォーミングアップ前の段階でも活用しています。寝起きで体が硬くなっている時などに、動的ストレッチの前に導入して身体をほぐす選手もいます。

今後の目標について

ーー 箱根駅伝に向けての意気込みをお願いします。
箱根駅伝はチームとしての年間最大目標です。第102回大会では、東洋大学として「20年連続シード権獲得」がかかっていますが、単にシード権を守るだけでなく、その延長線上で上位で戦えるチームを目指しています。日々のコンディションを大事にしながら、少しでも力をつけられるような取り組みを続けていきたいと思います。

使用モデル

JetBoots Prime （ジェットブーツ プライム）	THERAGUN Prime Plus （セラガン プライム プラス）	Theragun mini 2.0 （セラガン ミニ 2.0）